先日、Microsoftが「手書きの画面をHTMLに変換する」サービス「Sketch2Code」というサービスを発表しました。
主にバックエンドがメインで、HTMLやCSSに触れる事が少ない僕としては、
- Web系言語の勉強の際、UI(HTML/CSS)の作成に割く時間を減らせる
- 業務の際、資料に書いた画面イメージからHTMLを作成できれば、かなりの時間を削減できる
のはかなりメリットだなと思ったので、期待を込めて、さっそく試してみました。
実用はまだ難しい...
で、試した結果が下記の画像。(簡単なフォーム画面)
左から順に
- 作成した画面イメージ(Excelで作成)
- 認識された構成
- 自動生成されたHTML(の結果)
になります。
と、結果としては、ちょっと残念な結果でした。
(手書きじゃないのがまずかったのかな?あるいは日本語認識が
まだ発展途上?)*1
先述のケースでHTMLの作成時間を減らせるのは、かなりメリットなのですが...*2
少なくとも、日本語をちゃんと認識できないと、業務で使用するのは難しいでしょうね。
これからに期待
とまあ、ちょっと実用は難しかったのですが、これから期待大なサービスであることは間違いないです。
Azureに力をかなり入れているマイクロソフトが開発しているのですから、品質もこれから改善されていくと思います。
それこそ先述のケース(特に業務)でHTMLの作成時間を軽減できれば、エンジニアの負担も減るのは間違いないですからね。*3
AIに仕事を取られる?
ただ、AIが色々出来るようになると、必ず話題になるのがこれ。
今はまだ問題ないでしょうが、今後技術がどんどん進歩すれば、「コーディングは全部AIにおまかせ」みたいになっていくんでしょうかね。
ただ個人的には、AIが進歩すれば、そのAIの品質向上のためにエンジニアが頑張る必要があるので、無くなる需要がある一方、下記のような、また別の需要が生まれると思います。
- AIや機械学習分野に特化したプロフェッショナル
- AIに関するロジック・業務分析など、コーディング以外の分野に特化したエンジニア
結局、求められるのは同じ
少なくとも(今でも言われている話ですが)、
- 古い技術に対するこだわり
- (古い体質・技術の)会社依存
を捨てられるか、そして
- 時代にあった技術を習得・活用できるか
がエンジニアが求められるし、それは今も同じなんでしょうね。