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IT技術やプログラミング関連など、技術系の事を備忘録的にまとめています。

AWS Community Builderになって半年経った感想

はじめに

この記事は AWS Community Builders Advent Calendar 2023 の9日目の記事です。

AWS Community Builder とは?

もう前の方がさんざん書いているので概要だけ。

  • AWSの知識・知見の共有(≒アウトプット)
  • AWS技術コミュニティへの活動・貢献

をした人に、AWSが技術リソース、教育、ネットワーキングの機会を提供してくれるというプログラムです。

aws.amazon.com

普段はどういう活動をしているの?

主にこんな活動をしています。

個人

  • ブログ・SNSでのAWSに関する情報の発信
  • 社内でのAWSに関する知識・知見の展開、社内勉強会での登壇
  • AWS関連のイベントへの参加、協力
    • AWS公式の各種イベント(AWS Summit, AWS Dev Dayなど)
    • 各社さんが開催するAWSイベント(知見共有などの勉強会など)
  • AWS以外のイベントで、AWSを絡めた技術知見での登壇

コミュニティ

  • JAWS-UG, Serverless Tokyo等, 各種コミュニティイベントへの参加
    • 出来る限りオフライン参加
  • 上記イベントでの登壇
  • コミュニティ運営への協力
    • JAWS Festa 2023での運営お手伝い
    • 最近は特にJAWS-UG CDK, およびJAWS-UG 名古屋 で活動しています

どんな申請をしたの?

申請時に「自分のAWSに関する活動実績、及びAWSに関する自分の思い」的なものを記載する必要があります。(ここに苦労する人もいるかもしれません)

ちなみに、私は下記のような事を記載しました。(うる覚えですが)

  • 仕事でAWSを用いたアプリケーションの設定、AWS CDKでのインフラ構築をしており、AWSに非常に関わりが深い
  • 仕事だけでなく個人的にもAWSが好きで、休日にもたまにAWSを触って知識の習得やスキルアップ活動を行っている
  • 個人的にもサーバーレスやAWS CDKが大好きで、今後もこのあたりの知識を中心にAWSを追求していきたい
  • その他、上記「個人」や「コミュニティ」に記載した活動を通してAWSの知識共有やコミュニティ活動に貢献しており、今後もそれを続けていくつもりである

その結果、今年の8月にサーバーレス分野でAWS Community Builderに選出していただきました。

Community Builder になってよかったこと

色々なモチベーションが上がる

いろんな分野でのCommunity Builderの方と交流ができますし、そういう活動や交流を通して得られる知見・知識はめちゃくちゃ大きいです。

先日の JAWS-UG横浜 #63 AWS re:Invent 2023 宇宙一早い Recap でkawanoさんが「イベント後の飲み会こそ、最大のインプットの場所である」ということを話していましたが、上のような交流を通して、本当にそれを実感しています。(もちろん参加する・しないは個人の自由です)

そういう機会を多く得られるというのは、エンジニアとして本当にモチベーションが上がるし、自分にとってもプラスになります。

最新情報をキャッチできる

Community Builderになる際、NDAを締結する必要があります。

その関係で、未公開の最新情報をいち早くキャッチしたり、未公開のサービスに触れる機会もあります。(もちろんフィードバックすることを前提で)

コミュニティ活動にさらに積極的になった

上記のようなメリットをコミュニティ活動を通した結果得られたので、その分さらにコミュニティ活動に貢献しよう!という気持ちがさらに高まりました。

もちろん、それがなくてもコミュニティ活動を通して色々な方と交流できたり、ものすごい知見を得られるというメリットがあるので「Community Builderの為だけに」コミュニティ活動を行っているわけでは全然ないのですが、Community Builderになってからはより一層下記の点で「自分ができることは何か」を考えるようになりました。

  • コミュニティ活動をさらに盛り上げるためにはどうすればよいか
  • 自分が得た知見を、他の人に共有するためにはどうすればよいか

そして、過去記事でkagaさんや丹後さんも述べていますが、そういうコミュニティ活動を通して「各種情報に関するアンテナの感度が高くなった」「アウトプット意識が向上した」などの副次的なメリットも享受できたのが大きなメリットだなと感じています

Community Builder になって戸惑ったこと

英語の壁

これは過去の記事でも書かれていますが、Community Builderのやりとりは、専用のSlackチャンネルで英語でやり取りされます。
なので、英語が苦手だとなかなかコミュニケーションが難しいと感じます。

というか、JSConf JPやre:Invent 2023でも感じましたが、英語ができないだけで機会損失してしまう場面が少なからずあるので、やっぱり英語は必須だなと感じました

会社での評価

Community Builderになったからといって、会社で何か評価が変わるとか、そういう事があるかは分かりません。(会社や上司次第)
ここら辺はいろいろ言われている「コミュニティ活動って本当に必要なの?」問題に通じるものがあるのかなと思います。

これに関しては地道に活動して理解してもらうか、あるいはそういう活動を理解してくれる環境に異動するとかしかないかなあと思います。

まとめ

会社での評価はともかく、個人的にはコミュニティビルダーになったことで非常に活動の幅が広がりましたし、モチベーションもかなり上がった一年でした。

また、今年は本格的にコミュニティイベントへの参加・登壇・協力などにコミット出来た一年だったと思いますし、そういう活動を通じて得られたものも大きかったです。

今後もそういった活動を継続し、来年もCommunity Builderに認定されるようにしたいと思います。

あと「来年こそは」と思っている方、どんな些細なことでもいいのでなにか実績があれば、ダメ元でもいいのでぜひ一度申請してみることをお勧めします。(自分もまさか認定されるとは思わなかった)

それでは、今回はこの辺で。